ニュージーランド車旅 in 2003!クレイクリフ~アロータウン【Road Trip in New Zealand, back in 2003】

日本の家で、2003年当時の旅の写真を見付けて、思い出が鮮やかに蘇ってきました。
その時の旅の様子を、当時のフィルム写真と一緒にご紹介するシリーズ。前回はテカポ~マウントクックをお届けしました。

今回はその続き、クレイクリフからアロータウンまでをお届けします。
写真の量から、1回のご紹介が短すぎるといつまで経っても終わらない予感がしたので、出来るだけまとめてお送りしようと思います。

あの頃と今。18年の時を経て、同じで、そして違うニュージーランドを見ていただけると思います。
今でも使われている場所や役に立ちそうな情報は、都度リンクを入れていますのでご参照ください。

Table of Contents

Road Trip in New Zealand in 2003 概要

2002年12月からワーキングホリデーを開始した私は、年明けから3ヶ月語学学校に通い、3月末に卒業しました。
そしてその時の友達と、4月の頭から2週間程度で南島の南半分を、5月頃から4週間程度で南島の北半分と北島を旅して回ったのです。写真に日付もなく、メモがほとんど残っていないので日付は分かりませんが、当時の秋のニュージーランドの様子を見ていただけるかと思います。

今回はクレイクリフからアロータウン。南島の南半分旅はメモがあるので、日付と一緒にご紹介します。

第一回はこちらからどうぞ。
 

クレイクリフ - Clay Cliffs 9th, April 2003

クレイクリフは、オマラマの近くにある景勝地です。マウントクックからワナカに向かう途中といった方が分かりやすいかもしれません。

ここは旅の相談をしに友人宅へ行った時、そこのホストファミリーが ミニグランドキャニオン として教えてくれたところでした。

当時はGoogle MapもGPSもありません。地図に打ってもらった点を目指して走ったものの、目の前に広がる農場地帯のどこにそんな景色があるのかと思っていたら、突然聞いていた通りの景色が見えてきて驚いた記憶があります。

入口のTip Topアイスクリームの空き箱にKoha(寄付)を入れて、いわゆる農場のフェンスゲートを通って入っていきました。今はどうなっているんだろう。

中は本当に、ニュージーランドのよくある景色とは一線を画したものでした。外からの景色もさることながら、岩に挟まれた狭い通路を抜けた奥は、ゴツゴツとした岩肌の峡谷のようで、外から隔離された別世界にきたような不思議さでした。
ただ、地面にたくさん羊のフンが落ちていたのが、ニュージーランドらしさを醸し出していたと思います。

実はつい最近まで、この景色の記憶はあるものの、名前も場所もあやふやで、もう一度訪れることが果たしてできるのかと危ぶんでいました。
ところがTwitterでまさにここの写真を上げてくれた方がいて、名前も場所も分かりました!
(そして日本に帰ったらちゃんと自分でも名前を書いていたというオチでしたが)

次に旅をするときは、またここに立ちよって景色を楽しみたいと思っています。

タラス - Tarras 9th, April 2003

実は、この旅の前に友人と買った本がありました。それは Load of the Ring Location Guidebook 。
今は、リンク先にある小さなものの他に大判の物も出ていますし、そもそもとても分厚いのですが、当時はLoad of the Ring (以下、LOTR)の2作目、The Two Towers(邦題:二つの塔)が公開された直後でした。この本もとても薄かったので、友人とどうせなら行けるLOTRポイント全部回っていこうよ!と話したのです。

前にも書いたように、まだGoogle Mapなどはありません。さらには語学学校に行っていたとはいえ、当時の英語力など高が知れたもの。本に描かれたポイントと地図を首っ引きで比べて、この辺り…?こんな場面で使われていた…はず…?とすべてふわふわした状態でのロケーションツアーをしていました。でも、それがまた楽しかったのを覚えています。

前置きが長くなりましたが、このポイントは本に書かれていたところです。
1枚目は、この辺り…?馬で走った…?とふわふわした感じでとりあえず写真を撮りました。
2枚目は、本来であればロケ地のMt. Aspiringがバックに見えていたはずなのですが、曇りで全く見えない…でも写真撮る!となったものです。

タラス自体はとても小さい村ですが、タラスのサイト を見ていると長い歴史があり、トレッキングコースや乗馬が出来るところもあるようです。こんなところにゆっくり滞在するのも、ちょっと違った旅の楽しみ方になるかもしれませんね。

ワナカ - Wanaka 9-10th, April 2003

ワナカ は、その美しさで日本の方たちにも名前が知られている湖の町です。
ワナカツリー や ロイズピーク でのインスタ映えする写真が有名になりましたが、2003年当時はその名前はまったく知りませんでした。

当時聞いていたのは、湖畔の落ち着いた町で、ニュージーランドの人たちがバッチ(batch:別荘)を持ちたがる風光明媚な場所だよ、ということでしょうか。
後は、当時日本からのワーキングホリデーの人たちで口伝で広まっていた「ニュージーランド三大美味しいもの」のひとつ、チョコバナナパイが食べられるところでもありました。(ちなみにあと二つは、テカポのレストラン湖畔のサーモン丼とカイコウラのシーフードチャウダーでした。時代によっても少しずつ違うみたいですね)

タラスを通って、そのままワナカに到着した後、LOTR Location Guidebookに載っていた Glendhu Bay までそのまま走っていった時の写真です。
遅い夕暮れでほとんど何か分からない状態で、かつ1枚目には指が入ってしまっていたりして、写真のクオリティとしてとてもお粗末ではありますが、とりあえずここまで来た!を撮りたかったのだと思います。

メモには「この後、車のキーを無くした…」とあり、最初は全く覚えていなかったのですが、これを書いている最中に、暗い中で慌ててキーを探し回ったのを思い出しました…。

翌朝は、また別のLOTRポイントで記念撮影をしました。
メモにもありますが、やたらと水位が低いですね。こういうのはよくあることなんでしょうか…。
(ワナカに詳しい方、ご存知でしたら教えてください!)

泊まったのは湖畔の バックパッカーホステル、Wanaka Bakpaka でした。
6人ドームで予約をしていたら、案内された部屋で1つのベッドが清掃されておらず、3人部屋を2人で使わせてもらったことを思い出します。すごく綺麗な部屋でテンションが上がっていました。

その日は、初めてのアクティビティ施設、Puzzling World で遊びました。
トリックアートや巨大迷路など、いろいろと楽しみました。ただ、1枚目の写真などはトリックアートの何たるかをまったく分かってないですが。

この後、6月頃にも友人を連れて再訪しましたが、やはり楽しかったのを覚えています。

クラウンレンジ - Crown Range 10th, April 2003

クラウンレンジ はワナカとクイーンズタウンを結ぶ道路で、ニュージーランドのメインロードの中では一番標高が高いのだそうです。何度通ってもワナカ側からクイーンズタウン側に抜ける際に広がっていく景色は圧巻です。

写真は、1枚目からクラウンレンジに入ってすぐ、ワナカ湖の見納めで撮ったものです。
2枚目は、柵もないところで牛がいたので、記念にミルクとバター…がなかったのでマーガリンを手に持って撮りました。
3枚目は、クラウンレンジサミットルックアウト(Crown Range Summit Lookoutという頂上にあるルックアウトにて。恒例になっているらしいランチ写真。おにぎりを持っていますが、強風だったので結局車の中で食べたみたいです。
4枚目は、同じルックアウトから遠くにワカティプ湖を臨む風景写真。小さな写真にも迫力があります。
そして5枚目はそこから少しクイーンズタウン側に下がったところにある クラウンレンジロードシーニックルックアウト(Crown Range Road Scenic Lookout )からの写真です。
頂上のルックアウトは山々の壮大な景色ですが、シーニックルックアウトは麓の農場などニュージーランドらしい景色を見ることが出来ます。

アロータウン - Arrowtown 10th, April 2003

クラウンレンジを抜けてクイーンズタウンに向かう前に、アロータウン に寄りました。
町の一角にかつてのゴールドラッシュ時代の可愛い町並みを残しているところです。

本来だったら町もじっくり回りたかったのですが、今回はLOTRポイントへまっしぐら。
この川は、1作目のThe Fellowship(邦題:旅の仲間)で使われたところです。2枚目が一番ソレっぽい角度で撮った写真です。
にわかファンの自分たちにも、ここはハッキリ「この場面だ!」と分かったのを覚えています。(調べたい方のためにここにはどんな場面か書かずにおきますね)

帰りには、町を軽くそぞろ歩きしてからクイーンズタウンに向かいました。

クイーンズタウンに到着して…

その日のうちにクイーンズタウンに到着したと思うのですが、写真がないことからもう遅い時間だったのだと思います。
そして、翌日は朝から起き出して、ずっと楽しみにしていたミルフォードサウンドへ向かったのです。

ミルフォードサウンドはかなりたくさん写真があったので、次回はそれをじっくりご紹介したいと思います。

18年前の旅の記録ですので、あれから変わってしまっていることも多くあると思います。
(いくつかの場所は、この時以来訪れていなかったりしますし)
写真でご紹介した場所の今をご存知の方や、当時のニュージーランドをご存知の方で今との違いが分かる方は、是非教えてください!

ちなみになぜ私がこの時期にニュージーランドに来ることになったのかという理由は、Jandals Lifeの #なぜ私はニュージーランドへ という企画で記事にまとめました。
あまり明るい話ではないので、読むには注意が必要ですが、興味のある方はこちらからどうぞ。