ニュージーランドで運転しよう – 路駐精算機 Pay&Display編

かつて街の中心部に多くあったのが、このPay&Display(ペイ&ディスプレイ)と呼ばれる 事前精算/レシート提示式パーキング でした。今では大都市を中心に Pay-by-Plate という新しい方式に取って代わられつつあります。

ただ、ニュージーランドは全国で一度に変更が起こることはあまりありません。
この Pay & Display もまだまだ現役だと思いますので、今回は
その使い方について、写真とともに説明していきます。

一度覚えてしまえば簡単ですし、知っておけば初めて使う時でも安心ですよ。是非最後まで読んでみてくださいね。

Table of Contents

精算機の見た目

Pay&Displayの精算機は路上駐車できるエリアの歩道上や広場の入り口付近にあることが多いです。

精算は コインもしくはテキスト(携帯のショートメッセージ)でしかできない ものがほとんどです。
つまり、旅行で来ていてこちらのSIMを使っていない(こちらのテキストが使えない)方は、事前にコインの準備が必要になるのでご注意ください。

P180という表示はお金を払ったとしても上限3時間までしか駐車してはいけないことを意味します。
これは同じ町でもエリアによって違いますので、必ず止めた場所の規制を確認しましょう。

またこの理由で、同じ町でも違う場所で取ったチケットを提示していると違反になることがあるのでご注意ください。

料金はいくら?

1時間ごとの料金が決められていますが、少額コインで多少の調節は可能です。料金は同じ町だとほぼ同じになります。

Pay&Displayの使い方

それでは実際にPay&Displayを使ってみましょう。
使う流れはこんな感じです。

1.  車を停める
2. 一番近い精算機を探す
3. 必要な時間分だけお金を入れる(もしくはテキストする)
4. レシートを取る
5. 車の中に提示する

精算機のディスプレイは左のようになっています。
(光が入らないように撮影したので、斜めに曲がっているのはお許しください)

昔のネルソンの場合は、右の青いボタンを押して緑のOKを押すと、60分無料のチケットが出てきました。それより長く止めたい場合は左の青いボタンを押してください。

ボタンを押すと表示される真ん中のバーが
「今入れたお金で何時まで駐車できるか」
を示しています。

コインを入れるとバーが伸びて時間も変動しますので、必要な分だけコインを投入してOKを押してください。入れすぎた!という場合は赤いボタンでキャンセルできます。

入れた金額で有料時間を超える場合は、バーが一番右まで行ってそれ以上動きません。
あと少しで有料時間が終わる!という時は少額コインなどで工夫してみてもいいかもしれませんね。

案外やってしまいがちなのが、今日が無料駐車が出来る日なのに日中だからレシートを取ろうとして何度もボタンを押してしまう失敗。地元の人たちも時々やっているのを見かけます。

無料の日はディスプレイにFree Parkingと書いてあって、ボタンを押してもピー!という音が出るだけです。

もし自分の近くでピーピー言わせている人がいたら、「今日は無料の日だよ(It’s free-parking day!)」と教えてあげると喜ばれますよ。
写真を撮った日も、何人かが鳴らしていたので教えてあげたらThank you! と言ってもらえました。

OKを押すと、下から右のようなレシートが印刷されて出てきます。
この写真だと、2020年1月4日(土) 12:41まで駐車可能 ということですね。
(ニュージーランドの日付は「日/月/年」です。お間違いないよう)

これを車の内側、見えるところに提示します。
レシートにも「有効期限の日付と時間が見えるように提示されていないと有効にはなりません」と但し書きがしてあります。

後はこの時間が過ぎる前に戻ってきましょう。
早いと10分過ぎただけでもチケット切られますのでご注意を!

こんな古いものも

さらに昔はこのような、コインを入れてそのまま残り時間がカウントされるようなものもありました。

もし他の町でまだこのタイプの有料駐車場があるという方がいましたら、ぜひ場所をお知らせください。

駐車の仕組みもどんどん変わっていきますね

きっとこれからも、いろいろな駐車システムが導入され、新旧入り乱れることになるのではないかと思います。
また別の駐車方法がありましたら解説したいと思います。

もし駐車方法や機械の使い方などについて質問があったり、こういう記事を書いてほしいというリクエストがありましたら、是非 Contact mākoha からご連絡ください。ソーシャルメディアからのご連絡も歓迎です。