日本でも最近はセルフのガソリンスタンドが増えてきましたよね。
でも、全部英語なニュージーランドでガソリンを入れるのは、やはり少し緊張する人もいるのではないでしょうか。
今回は、支払いも含めてすべてセルフのガソリンスタンドを中心に、ニュージーランドのガソリンスタンドについて写真とともに徹底解説します。
見た目ややり方が少し違う機械もありますが、基本を覚えておけば応用できるので、これでニュージーランドでのドライブがまたひとつ楽しくなること間違いなしです!
Table of Contents
ガソリンスタンドの基礎知識
まずはニュージーランドのガソリンスタンドについて知らなければ、ガソリンを入れることもままなりません。
いくつかの基礎知識をご紹介しますね。
「ガソリンスタンド」は通じません
ニュージーランドはイギリス英語の流れを汲んだ国。
ガソリンはpetrol(ペトロール)と言います。fuel(フエル)やgas(ガス)でも通じますが、petrolを覚えておいた方が誰にでも分かってもらえると思います。
そして、ガソリンスタンドは petrol station 。人に尋ねる時などにはこの単語を使ってみてください。
ガソリンスタンドの会社いろいろ
ニュージーランドにはいろいろなガソリンスタンドの会社があります。
地方によって数が少なかったりなかったりする会社もありますが、下記8社でだいたいは網羅できると思います。
(ちなみに私の家の近くではg.a.s.とGullは見たことがありません)
ニュージーランドのガソリンの種類
ニュージーランドのガソリンは、ディーゼル以外は数字で表されます。
- 91(レギュラー)
- 95(ハイオク)
- 98(95よりオクタン価の高い いい ハイオク)
- Diesel(ディーゼル。Dと表記されることも)
普通の乗用車では、91か95が多いと思います。
レンタカーを借りる際には説明されることも多いのですが、分からなかったら先に聞いておきましょう。
ガソリンスタンドによっては100+などのさらに高性能なガソリンを提供しているところもありますが、普通の車に乗っている分にはあまり気にしなくてよい存在です。
ちなみに値段は リットルあたりのセント価格 で示されています。
画像の170.9は 約$1.71/リットル ということです。
ガソリンを入れよう!
まずガソリンスタンドに入る前に 給油口が右か左か は確認しておいてくださいね。
最近の車はダッシュボードに左右が表示されているものも多いので参考にしてください。
また、すべてセルフで完結するガソリンスタンドは、クレジットカードもしくはEFTPOSでのみ決済が可能です。
(日本のカードはVISAかMasterであれば対応していますが、JCBはほぼ使えないと思います)
今回は、
■ Z Energy(通称Z) in ネルソン ⇒ 新しめの機械代表
■ NPD in モトゥエカ ⇒ スタンダードな機械代表
を例にとってご紹介します。
給油機の見た目
この写真は片側から見たものですが、この裏側にも同様の給油ポンプ(パンプ)があり、ひとつのターミナルで2台同時に給油することが出来るようになっています。
Zは中央の画面ですべての操作が行えるようになっていますが、NPDは精算機が別のところに立っています。どちらかというと、まだ別に立っているところの方が一般的でしょうか。
精算機が別の場合は、使用するパンプの番号(偶然にも両方とも画面でいう 5 )が必要になりますので覚えておきましょう。
精算機の使い方 - Z の場合
クレジットカードを入れて、認証します
ここのZは、Pay Waveと呼ばれるICチップ付きのカードで一定額まではかざすだけで決済ができる仕組みが組み込まれています。
Pay Wave対応カードをお持ちでない場合は、カードを差し込み口(画面右下)から入れ、暗証番号等を入力します。
この時点で、現金しか持っていない!どうしてもクレジットカードが認証されない!という場合は、下の 有人精算の場合 をご確認ください。
最大給油金額を設定します
$30だけ入れたい、などの場合は、ここで30を押して決定します。満タンにしたい時は、金額を入れずに決定します。
後は待つだけです。
たまに時間がかかって処理中の画面が長く表示されて心配になるかもしれませんが、この画面が出ているなら大丈夫です。
給油開始!…の前に
さて、給油開始の前に、こんな画面が出ているかと思います。
これはバウチャーや会員サービス、ポイントサービスを使ってディスカウントをするかどうかを選択できる画面です。
旅行をされている方も、スーパーで買い物をすると指定の会社で 6セント/リットル 割引出来るレシートなどがもらえたりするので、覚えておくと良いかもしれません。
ディスカウントを使いたい場合は、機械の下部分にある赤い光にバーコードを読ませると、次の画面で今回のディスカウント分を使う(Use)か、次回まで取っておくか(Stack)を選ぶことが出来ます。
ディスカウントを設定した後、もしくは割引を使わない(使えない)場合は、赤い Fuel Now を押しましょう。
給油準備完了
画面がこのように変わります。
対応しているパンプのノズルを持ち上げて給油しましょう。
精算機の使い方 - NPD の場合
パンプを選択します
機械がPay Waveに対応していないNPDは、クレジットカードではVISAかMasterのみ対応なことが分かりますね。
このNPDは完全セルフ(人のいる事務所がない)なので、現金では給油が出来ません。
右下のスロットからカードを差し込んむと、給油か前回給油したものの領収書を出すかを選択することになります。
給油を選ぶとバンプの番号を聞かれます。
給油するガソリンの種類を選びます
この日は95がなく、ハイオクを入れたい人は100plusしか選択できませんでした。
ディーゼルとガソリンを間違えないようにとの配慮だと思うのですが、番号を選ぶと Are you sure? とちょっと煽り気味に聞いてきますので、(一応確認したら)自信をもってcontinueを選びましょう。
カード認証をします
左からチェック(当座預金)、セービング(貯蓄預金)・カード(クレジットカード)になります。
正しいものを選んだ後はPINコード(暗証番号)を入れ、決定を押すと認証画面になります。
給油準備完了
カード認証が通ると、カードを取り出してくださいとの画面になり、カードを取ると給油準備が完了した旨、表示されます。
給油中~給油終了
ガソリンスタンドによっては、ガラスクリーナーのセットや布巾、ごみ箱などが用意されていることがあります。
ノズルにはレバーを固定するためのフックが付いていますので、一人でドライブの最中にも、ノズルを固定して掃除などが出来るようになっています。
ただし一人の時のトイレなど車を離れる用事は、安全上・防犯上の理由からも給油が終わった後、車を移動させてからにしましょう。
必要な量だけガソリンを入れたら、ノズルを戻して終了です。
入れた分の金額が自動的に認証したカードに請求されます。
領収書が欲しい時は再度、機械を操作して領収書を受けとりましょう。
有人精算の場合
多くのガソリンスタンドにはショップが併設されており、そこで対人精算も出来るようになっています。
デイリー(コンビニ)のようになっていますので、買い物や軽食・コーヒーの購入など出来ることも多いです。
トイレもありますので、旅の間はこういうガソリンスタンドで一休みするのもいい思い出になるかもしれませんね。
事前精算と事後精算
精算のタイミングに関わらず、パンプの番号が必要です。
事前精算の場合は、先にレジに行ってパンプの番号を申請します。現金の場合は、給油したい金額を言って前払いします。
事後精算の場合は、何もせずに必要な給油を済ませてしまい、そのままレジに行って「No.5 Please」で精算出来てしまいます。
割引などもここで出来ます。
これでガソリンスタンドについての知識は万全!
田舎の小さなガソリンスタンドもセルフで精算出来るところがほとんどですので、これさえ知っていればニュージーランドの車旅も怖くありません!
こちらに長期滞在する方は、これら一連の手続きをすべて手元でできてしまうアプリなどもあるので、導入を検討されても良いかもしれませんね。
何か分からないことなどありましたら、いつでもお問い合わせください。
またこんなことを記事にして欲しいなどのリクエストもお待ちしています!